いつごろ完成するのか、確かな情報はなかなか入って来ず。たとえ関係者に問い合わせても、フィリピンでの工期予定ほど当てにならないものはありません。今回のように1万平米を超えるような広さならば、半年やそこらは誤差のうち。
去年(2017年)の後半になって、年内に完成するらしいとの噂がありましたが、それもあっさり裏切って越年。イースターには間に合うか?と思っていたところ、いきなりシライ市内のあちこちに、3月14日オープンのポスター。1週間前になって、ようやくです。
このモール、ガイサノ・シティと言いまして、フィリピンの大手では第4位。SM(スーパーモール)、ロビンソンズ、アヤラに次ぐ規模で、全国に出店しています。ちなみにシライの隣街、バコロドやタリサイには、この4店はすべて開業済み。メトロ・バコロドと呼ばれる、州都バコロド、タリサイ、シライの3市のうち、シライだけがショッピングモールの空白地帯だったわけです。
かなりギリギリになってから、このガイサノ・シティ・シライには、ジョリビー(フィリピン最大のファーストフード・チェーン)や、ホームセンターのハンディマンが入居することが判明。ついにシライにジョリビーができるのか。
ということで、オープン当日の今日。週末から降り続いた雨もカラっと止んで、久しぶりに真夏の日差しが戻ってきました。さすがに朝から行くと、たいへんな目に遭いそうなので、時間をずらして夕方4時ごろ行って来ました。
期待が大きかったせいか、正直に言ってがっかり。確かに広いし、ショッピングモールと呼ぶには十分な売り場面積。総2階でエスカレターも完備...なんですが、この全然ワクワクしない感は、何なんでしょう?
食品も服も雑貨も、相当な物量。それが安物ばかりという印象。まぁガイサノと言えば、上位3社に比べてディスカウントにシフト。最初から分かっていても、高級食材は皆無だし、田舎っぽいセンスのファッションや家具が延々と並んでいるのは、ちょっと寂しい。シライで日本からの輸入食材が買えたり、シネコンができたらという夢は、夢のままでした。残念過ぎる。
しかも目玉のはずだった、ジョリビーやホームセンター、家電製品売り場が「カミング・スーン」。ジョリビーなんて、まだ内装も手付かず状態で、何にもない。どこがグランドオープンやねん。
昔、バブル経済が破綻した後の日本で、ダイエーが「何でもあるけど、欲しいものは何もない」と言われていたのを思い出してしまった。それは、贅沢に慣れすぎた日本人だけの感覚かと思ったけれど、仕事の後ガイサノに寄って帰ってきた、フィリピン人の家内がポツリと一言。「面白くない」。
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