2018年3月1日木曜日

保険の支払いは銀行で


昨年(2017年)に加入した、医療保険のアクサ。早いもので、もう1年経って支払いの時期になりました。1年前にこのブログにも投稿しているので、大筋の契約内容をそこから転記します。
癌、脳卒中、心臓病、パーキンソン病など、56種類の疾病や症状に対して、100万ペソ(約227万円)の保障。これは医師の診断書さえあれば無条件に現金で支払われ、どう使うかは加入者の自由。気になる掛け金は、月々7,484ペソ(約1万7,000円)で、1年分一括払いだと、1か月分が割引。これを55歳から65歳までの10年支払って、満期になるというもの。疾病だけでなく、死亡・失明・手足の切断などにも全額保障され、健康に80歳まで生きれば、支払った金額よりも高い配当金が出ます。
加入時と同じく、今年も一括払い。フィリピンにしては珍しく、支払期限の2ヶ月前、年明け早々ぐらいに、マニラにあるフィリピン・アクサのオフィスから、リマインダーの電話がかかってきました。それも1回だけでなく、数日おきにしつこいほど。

1ヶ月分割引でも、総額約 8万ペソ(約16万円)。ネグロスならば、そこそこ稼いでいる勤め人でも、数ヶ月分の収入に匹敵する金額。 おそらく滞納する加入者も多いんでしょうね。だんだん鬱陶しくなってきて、最後の方はメイドのネルジーに電話対応を任せて居留守を使ってしまった。分かっとるっちゅうねん、ちゃんと期日前に耳を揃えて払いますがな。

というわけで、行ってきましたメトロバンク。フィリピンでは、火災保険や健康保険、生命保険などの支払いは、銀行でも対応してくれます。口座から自動引き落とししてくれたら、こんな手間も不要なのに、何故かクレジットカード以外では、あまり聞きませんね。給与振込はあるんですが。

手続きそのものはシンプル。メトロバンクのシライ支店在籍マネージャーは、ほとんど顔見知りばかり。中には同じ教会に通うチャーチ・メイトもいます。そこで、支払い用紙をもらって、氏名と契約番号、支払い金額を記入し、窓口に行って銀行カードで払うだけ。

月曜日だったので、午後でも少し混んでましたが、それでも10分程度で完了。さて帰りましょうかと扉に向かって歩き出すと、マネージャーの一人が笑顔で「新しい支店長をご紹介します」とのこと。

日本だったら、それほど大した金額でもないのに、ここでは大口預金者のVIP扱い。奥から出てきたのは、40歳前後ぐらいのスーツをピシっと着こなした、いかにも聡明といった感じの女性。握手して、いただいた名刺には「支店長 ナンシー・シャ」とあります。中国人とのハーフなんだそうな。

レジ係やオフィスの経理や出納係。現金を扱う場所では、7〜8割が女性のフィリピン。特にビジネスには優れた中国系。おそらく金融関係での、中国系女性の割合は突出して高いんでしょうね。

こんな具合に、銀行で丁寧な対応を受けるのは、決して悪い気分ではないのですが、周囲には一般のお客さんがいっぱい。それでなくても、シライ市内では目立つ日本人。「やっぱり奴は金持っとるんやな」とばかりに、犯罪のターゲットにされては堪りません。

その時は、たくさんの現金を携帯していたわけでもないのに、外に出た時にはホールドアップを食らわないかと、おっかなびっくりの体で、周囲を見回してしまいました。


1 件のコメント:

  1. 私は銀行でお金を引き出して、その後をつけられたのか、ジプニーの中で財布を盗られそうになったことがあります。
    その手口は「肩にガムが付いていますよ。」と言って、肩にガムを付け、肩に意識が向いている隙にカバンから財布を盗るというやり方です。
    これ、一度、イタリアでやられたことがあるのです。
    イタリアでは鳩糞男といい、「肩に鳩の糞が付いていますよ。」と言ってジャケットを脱がせ、物を盗るという手口です。
    これで私は携帯電話を盗られました。
    その経験があるのでガムが付いていると言われた瞬間に狙われていると感じ、他に仲間がいると判断しました。
    案の定、右隣りに座る男が私のカバンのファスナーに手をかけたので、私は男の右手中指を折りました。
    I have a black belt of karate.
    Next is the left arm.
    と笑顔で話したら、Lugar lang. と言って3人が下車しました。
    今も時々、ガムを付けた男と折った男をSMやロビンソンで見かけますが、私の顔を見るとどこかへ消えます。
    部下の夫が警察官なのですが、相手が拳銃を持っていたら命にかかわるので止めろと叱られました。
    そう言われても盗られる訳にはいかないので、こればかりは今も釈然としません。

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