毎度のことながら、フィリピンの天候って本当に極端。照るとなったら、旱魃になって州知事が非常事態宣言する(昨年のセブ)ほど照るし、降るとなったら洪水で車が完全に水没する(一昨年のミンダナオ)ほど降る。
季節の変わり目も突然で、ここネグロス島シライでは、月曜日まで朝から終日カンカン照りだったのが、火曜日には午後から雷雨。水曜日は曇りがちで、今日金曜日は、家鳴りがするほどの短時間集中豪雨。週の最初と最後で季節が入れ替わるという、さすがのフィリピン。
ところで、メイドのネルジーがいなくなって、あちこちで紹介を頼んでいるのに、まだ後釜が見つからず。ずいぶん床も汚れてきたし、今日はついに意を決しての大掃除。その作業の真っ最中に、天の水瓶の底が抜けたかという大雨。しかも台風並みの強風で、西側の窓へ横殴りの降り方。
泡を食って大慌てで窓を閉めているうちに、今度は停電。もうまるで、誰かが意地悪して、掃除の邪魔をしているみたい。真昼間なのに薄暗い中をブツブツ言いながら掃除を続けました。
ちなみにフィリピンでの掃除は、箒が基本。日本と違って畳がなく、全室タイル貼りなので、掃除機よりも手で掃く方が早い。埃が一箇所に集まった頃合いに、日本で買ってきた充電式のハンドクリーナーで一挙に吸い取ってしまうのが、私のやり方。その後、メイドさんならばモップ掛けとなるところを、今回は目立つところだけ雑巾で拭き取り。これで十分きれいになります。
床掃除だけで止めときゃいいのに、つい気になってDVDの棚に手を出したが運の尽き。大整理となってしまって、ここだけで1時間以上費やしてしまいました。しばらくはネルジーに任せっきりだったので、仕舞い方がバラバラ。こういう時に癇性病みな性格が出てしまって、ジャンル別やシリーズの順番など、きっちり整頓されていないと気が済まない。
ヘトヘトになって水を一杯とキッチンへ行ったら、一箇所ドアを閉め忘れていて、吹き込んだ雨で床がビチャビチャ。どこまで意地悪なんじゃ!
とまぁ、一人でボケとツッコミを演じながらも、何とかキッチン以外の1階は清掃完了。ようやく停電も復旧したし、雨も上がった。やれやれと思って外を見ると、自宅前の道路が冠水して川になってました。どっひぇ〜。
そして夜9時過ぎ。雨季の到来を告げる蛙の大合唱を聴きながら、このブログを書いております。水は2時間ほどで引いて、家内も無事帰宅。一挙に涼しくなって、今晩はよく眠れそう。明日はキッチンと2階の掃除を済ませてしまいましょう。