ついに2019年も大晦日。年末恒例の「10大ニュース」をお届けします。
今年は、ゲストハウスの着工に始まり、竣工で終わった一年。当ブログを読んで頂いている方には、この話は、少々食傷気味かも知れません。それほど時間もお金も、そして集中力もずいぶんと費やした一大事業。無事に終わってホッとしております。
さて、もちろんそれ以外にもいろいろあった2019年。例によって10位から発表してまいります。
第10位 「ギブアップ『フィリピン主婦 / 主夫の友』」
2週間のお休み
いきなりネガティブなネタで申し訳ありません。昨年、フィリピン在住の友人と一緒に立ち上げた、フェイスブック内のグループ「フィリピン主婦 / 主夫の友」。下ネタ合戦やメンバー同士の諍いで荒れることが多い、既存フィリピン関連グループに嫌気がさし、健全で投稿しやすいコミュニティを目指しておりました。
ところがモデレーターの私が、メンバーと喧嘩になってしまい、いかに自分がグループを管理することに不向きかを、改めて実感。ストレスを無くすために、わざわざフィリピンに移住したのに、これでは本末転倒もいいところ。なので、あっさり退去してしまったという次第。
第9位 「結婚3連発」
新郎新婦はウェディング・プランナー
新郎新婦に親三組
ブログでは取り上げませんでしたが、去年(2018年)の5月まで我が家の住み込みメイドだったネルジーが、今年1月に結婚しておりました。無口で極度の人見知りだったので、実は密かに心配してたんですよ。フェイスブック経由で花嫁姿の写真を見た時は、こっちまで幸せな気持ちになったものです。
それ以外にも同じ1月には、家内がフィリピン大学時代にお世話になった、教授の息子さんが挙式。隣島パナイのイロイロに住む資産家で、お相手もお金持ちの令嬢。ものすごい豪勢なパーティでした。
そして10月、家内の従弟ボンボンの一人息子、ジャッドの結婚式。こちらは、離婚したボンボンの昔の奥さんサラ・ジェーンが、それぞれの後添いを伴っての参加。親が三組の不思議な披露宴。
第8位 「相変わらずのお役所仕事」
運転免許が更新できない
申請図面の発注
申請図面ができました
苛立つ雨季
永住ビザ更新で日帰り弾丸ツアー
ようやく電気引き込み
毎年、どうしても逃げられないのがお役所通い。今年は、前年申請して交付待ちだった運転免許、車のエミッション・テスト(車検)、フィリピンでの永住ビザの更新、そしてゲストハウス建設申請に、水道・電気の敷設。どれも時間・手間・手数料の三拍子揃った面倒な手続きばかり。本当にこれさえなければ、フィリピン暮らしはもっと快適になるんですけどね。
特に電気の引き込み工事に関しては、散々バタバタして数ヶ月。工事完了が、ゲストハウスに最初のお客さまをお迎えする、1週間前という綱渡りでした。
第7位 「今年も描いた美女イラスト」
天使は舞い降りた
ゴースト・イン・ザ・シェル
白いノースリーブ
聖母マリアの青い服
マスター・オブ・キングギドラ
モスラの小美人
ドロンジョさま〜
マイティ・フィリピーナ 再び
可憐な少女 アゲハ
妖鳥シレーヌ
結構サボって、ゆっくりのペースだったように感じてた、フィリピン美女図鑑のイラスト描き。数えてみればアニメや特撮キャラを中心に、10枚もアップしてました。特に反響が大きかったのは、巨乳に仕上げたドロンジョさま。一番のお気に入りは、このドロンジョか最近作の妖鳥シレーヌ。来年は、リクエストがあればお応えしてみようかと、思っております。
第6位 「来し方を振り返る」
本当に驚きました。今年1月、東ネグロスに御自宅を新築しようと、昨年末からハウジングデザインを承っていた、日本人クライアントさん。年明けから連絡がないと思ったら、脳梗塞で急逝。亡くなる10日ほど前にお会いした時はお元気で、よく食べよく喋っておられたのに。
この方だけでなく、私と同い年だった前妻の自殺や、近くに住む日本人の知り合いが命に関わる病の治療のため、止む無く帰国。間違いなく人生の折り返し点を過ぎた私には、自分の来し方を振り返り、考え込んでしまう事が多い1年でした。
第4位 「お隣さんの新築工事」
やかましい現場
家が出来ても引っ越せない
新築のお隣が床上浸水
我が家の裏庭でのゲストハウス着工に先立つこと約2ヶ月前、お隣さんが自宅の新築工事を開始しました。お隣さんとは仲良くなれそうですが、大工とは揉め事が絶えなかった。
わざわざ私の居室に向けてラジオの大音量、自家用車の出し入れを邪魔するように、公道に砂利を山積み。最初は穏やかに「お願い」してたのが、何度言っても同じことの繰り返しで、最後にはブチ切れて大喧嘩。10月頃にはやっと家屋ができて、問題の大工チームが姿を見せなくなって安堵しました。
ところが建設業者と何やらトラブったようで、いつまで経っても空き家のまま。11月には洪水で床上浸水。その後、フェンス作りで工事が再開しましたが、大晦日になってもまだ完成せず、引っ越しもまだ。もうすぐ着工から1年だと言うのに。
第3位 「相次ぐ自然災害」
やっぱり地震は怖い
踏んだり蹴ったりの日曜日
停電のこと
日本の皆さま、どうかご無事で
スーパー台風ハギビス
居座り台風24号
誕生日に床下浸水
何もしなかった地震大国日本
台風・日蝕・地震
2019年は、フィリピン・日本の両方で災害が多かった。特に東京や関東周辺で、暴風・大雨の被害が大きかったですね。
フィリピンでも各地で台風被害が多発。私たちが住むネグロス島のシライでも、道路の冠水が数回。クリスマス・イブから翌日、フィリピン中部を横断した台風「ウルスラ」は、死者41名、行方不明者12名(12月30日付けの報道)の大惨事となりました。
それだけでなく、ルソンやサマール、ミンダナオの各島で地震が発生。特にミンダナオでは10月以来、死者を出す地震が立て続けです。さらについ数日前には、隣島パナイでもマグニチュード4.8の地震。おかしいなぁ、移住前に、フィリピンは地震が少ないって聞いてた筈なのに。
第2位 「ライラの人脈で大助かり」
移住してもうすぐ丸7年、まだまだ「メイドネタ」は尽きませんなぁ。特に我が家の5代目メイドのライラおばさんは、ネタの宝庫。こう見えて実は、お爺さんが旧日本兵だったという日系三世で、中近東への出稼ぎ、離婚も経験。人生波乱万丈の44歳です。
今年は、世話好きで顔の広いライラに、ずいぶんと助けてもらいました。
喘息持ちで、時々通院のために休んでしまうのを気に病んでか、一週間の欠勤の際には、自腹で二十歳の助っ人メイドを連れて来てくれたり、運転手さんを紹介してくれたり。直近では、バンブーハウスの修理のための大工さんの手配まで。
ライラの住む、シライ市内のギンハララン地区は、貧乏な人々がかたまって住んでいます。つまり、仕事が十分になく、安い人件費で働いてくれる人がいっぱい。直接声をかけて雇うのはリスクがあるけど、ライラのように信頼できる仲介人がいれば大丈夫。
やっぱりメイドさんは、若い子よりも、ある程度の人生経験を積んで、情緒もスキルも安定している「おばさん」がいいですね。来年も我が家で、機嫌よく働いてください。
第1位 「ゲストハウス建設」
今年の投稿が昨日までで152本、そのうち45本に「ゲストハウス」のタグが付いてます。投稿数では全体の1/3ながら、実感としては、1年の半分以上の時間を、そちらに注ぎ込んだ印象。工期が7ヶ月ですからね。もう、これを1位にしないわけにはいきません。
母屋を建てたのが6年前で、ゲストハウスは総床面積にして母屋の半分。平家でシンプルな造りなので、もっと簡単に済むだろうとの予測してたら、これが見事に大外れ。前回同様、家内の助けは大きかったものの、図面描きも施工の管理も全部自分でやったので、もうクタクタ。
その分、今後のフィリピン暮らしに向けて、かなりの自信にもなりました。やっぱり他人任せにせず、一つのことをやり切るって大きな経験になるもの。もしフィリピンで家を建てたいという日本人がいたら、お金をいただいてお手伝いできると思います。ハウジングデザイン&コンサルタントですね。
思い切った投資となったこのゲストハウスを足がかりに、来年以降、たくさんの素晴らしい出会いがあればと期待しています。
それでは皆さま、良い新年をお迎えくださいませ。