移住してから4回目の年末で、この10大ニュースは3回目(以前の投稿2014、2015)になります。最近では、移住前の日本での日常生活を思い出すのが、ちょっと難しくなってきました。寒い平日の朝、通勤前のあのツラい時間が、もう何十年も前のことのようです。
さて、天皇皇后両陛下のフィリピンご訪問で明けた2016年。これは陛下にとっても大きな出来事だったようで、先日の誕生日の記者会見では、真っ先にフィリピンについての言葉を述べられました。フィリピン在留邦人の一人として、胸が熱くなる思いです。
5月には、大統領選がありました。フィリピン史上、1980年代のマルコス失脚とアキノ大統領就任に次ぐ大事件だった、ドゥテルテ大統領の登場。これが何といっても一番の話題。田舎街の我らがシライでも、麻薬関連犯罪者の自首があったり、同じネグロス島内の他市の市長が、麻薬取引を告発されたりして、決して余所事ではありませんでした。フィリピン全体のことなので、10大ニュースには入れませんが、大統領関連の投稿数は、今年1位ですね。
「トリリンガルの大統領」「大統領の反撃」
シライ市内の出来事だと、たった人口12万人のこの街で、大型ショッピングモールの建設が始まったり、フィリピン国内では有名な、テーマ・パークの誘致が決まったりと、景気のいい話が多かった。ほんの数年前まで、信号すらなかったこのド田舎では、信じられないことです。
それでは、我が家の2016年10大ニュース、行ってみましょう。
第10位 「グーグルビューのネグロス上陸」
「ここまで来たかグーグル・ビュー」
日本では、市街地はほとんどカバーされているグーグルビュー。ようやくこのシライ市の、しかも我が家の前までやって来てました。ずっと先のことだろうと思っていただけに、とても印象に残った出来事。
第9位 「シライで流行 デング熱」
「西ネグロスでデング熱流行」「姪っ子ジャスミン受難」
姪っ子が罹患して驚いたデング熱の流行。身内には感染者が出たと聞いたことがなかったので、油断してました。やっぱり熱帯のフィリピン。感染症を侮ってはいけない。なんとこのネグロスで、しかもシライ市内での感染者数が、国内最多を記録してしまいました。今年の雨季は本当に雨が多く、その影響もあったのかも。
第8位 「隣家の騒音」
「深夜の轟音、隣の鶏舎」「平和は戻った...か?」
「フィリピン式ご近所トラブル解決法」
朝の5時からガンガンに音楽を流すお隣さん、闘鶏を飼育する鶏舎とのバトル。なかなか大変でした。結局今では、嘘のように静かで平和な生活環境が戻っています。関係ないけど、問題が片付いたのは、ちょうどドゥテルテ大統領の就任直後でしたね。大統領は騒音をまき散らす夜間屋外ディスコの禁止を、法制化しようとしているそうです。
第7位 「フィリピンも異常気象?」
「旱魃と停電」「酷暑と旱魃 2016年フィリピンの夏」
「突然夏の終わり」「台風が来ない今年のフィリピン」
「モンスーンの季節 首都圏洪水」「洪水間一髪 州都バコロド」
「クリスマス台風接近中」
2016年は、観測史上最も気温が高い1年だったそうです。日本より一足先に夏が来るフィリピン。今年は本当に雨が少なく暑かった。それでも大阪や東京の酷暑よりはマシでしたが。6月以降は一転台風が連続でやって来て、首都マニラだけでなく、ネグロスでも洪水被害。来年もこんな極端な気候が続くのでしょうか?
第6位 「テニスの相棒」
「テニスの相棒」「ネグロス島テニス事情」
今年も多かったテニスネタ。3月には初めてのフィリピン人パートナー、ババロと知り合いました。4月、5月の乾季には、ほとんど毎日近所の市営コートに出てましたね。最近は雨が多いのと、プータローだったババロが廃品回収業に就職してしまったので、しばらくご無沙汰。また、テニス仲間の日本人やニュージーランド人の友達が、相次いで帰国してしまったのも、寂しいことです。
第5位 「三年ぶりの一時帰国」
満を持しての一時帰国。本当は、もっと以前に里心がついてしまうかと思ったものの、3年間はあっという間に過ぎました。住環境は日本にいた頃よりも快適なぐらいだし、食べ物にも順応。それでも、嬉しい帰国。やっぱりネグロスでは食べられない、本物のお寿司が良かった。特にこの写真は、寿司職人になった中学時代の友達が握ってくれたお寿司。格別の味でした。また、会いに行くで〜。
第4位 「三代目住み込みメイドのネルジー」
「三代目メイドさん着任」「怪力ネルジー」
「働き者ネルジーの1日」「苦労人ネルジー」
「ネルジー・スペシャル」「投票里帰り」
「朗らか乙女 ネルジーの受難」「ネルジーのトラウマ」
「勤続半年メイドのネルジー」「ラッキー・メイド」
「ネルジーの洗礼」「正直メイド、嘘つかない」
去年の今頃は、二代目メイドのアミーが働き始めて半年目の時期。求人に8ヶ月もかかり、やっとメイドさんが居着いてくれて一安心、なんて書いてました。ところがそのアミーは正月休みで帰省して、それっきり。その1ヶ月後、我が家に来てくれたのがネルジー。
すごい人見知りだったり、極端に食が細かったりと、最初は心配させられました。でも、もうすぐ1年が経ちます。いろんな意味でとても面白い愛すべき女性で、ブログネタをたくさん提供してくれました。 どうか今度こそ逃げないでね。
第3位 「両親の滞在」
「親の終活」「大食い八十歳」
「突然介護」「母とネルジー」
「納豆長者」
投稿回数よりも、インパクトの大きさで3位に入れた、両親の滞在。もう二人とも80歳で、要介護になった時に備えての下調べでした。ところが、母が急に歩けなくなって、本当に介護の訓練みたいなことになってしまった。幸い数日で回復して、予定通りの帰国。短い滞在期間の割には、いろんなことがありましたね。
結局両親も、悪くはない感触だったようで、来年からは具体的な活動が始まりそうです。それにしても早やくしないと、お迎えが来てしまうで〜。
第2位 「家内との馴れ初め回想」
「奥さまはフィリピーナ...か?」「教会で会いましょう」
「お見合い@ネグロス島」「神さまの思し召し」
「超遠距離恋愛」「ついに結婚」
「配偶者ビザ取得顛末」「やっぱり冬は苦手」
「孝行嫁」「クリスマスの奇跡」
私を含めて、フィリピン在住日本人男性の場合、フィリピン女性との結婚がきっかけ、というのが多いと思います。そしてブログを書くとなると、そのフィリピン妻のことからとなるんでしょう。このブログの場合は、自宅建設から始めたので、家内のことは時折触れるぐらいした。
ところが、直接知っている日本人の方から、ぜひ馴れ初めを知りたいと言われて、初めてまとまった文章に。こうして書いてみると、忘れかけていたエピソードを思い出して、夜中に一人ニヤけたり憤ってみたり。当時のことを追体験したようでした。
第1位 「家内の就職」
「続・フィリピン妻の就職」「ドレスアップ・フィリピン妻」
投稿回数たった二回。でも我が家にとっては、ダントツで大きな生活の変化だった、家内の就職。それまでも日本のNGOのセクレタリー役で給料は貰っていたけれど、在宅勤務のパソコン業務がほとんど。フルタイムで平日の朝から夕方までの仕事は、フィリピンに引っ越してから初めてです。
私の毎日の弁当作りが、子供の分を含めて二人分になり、家事の仕事量は増えたものの、生活費をほぼ賄えるだけの安定した現金収入は、家計的には大助かり。今までは、貯金を食いつぶす生活でしたからね。いくら十分な蓄えがあると言っても、精神的には随分と楽になりました。
以上で、10大ニュースは終わりです。
2016年も、残すところあと二日になってしまいました。今年も当ブログを読んでいただき、ありがとうございました。それでは、来年もよろしくお願いします。
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