2021年7月2日金曜日

私的フィリピン美女図鑑 72歳の叔母マミー・スモール

このところ、身内ネタが続いている美女図鑑。今回またもや身内。しかも今年72歳になるという、州都バコロド在住の叔母、「マミー・スモール」がモデル。

もちろんこれはあだ名で、本名はテレシタ・オフィレニア・バトーさんといいます。家内の母を筆頭に、6人のオフィレニア兄弟姉妹の第三子にして次女。全員あだ名があって、義母ヨランダが「ママン」。長男フルバート「パパ・ボーイ」。「マミー・スモール」のすぐ下の妹二人が「ミス・ママ」に「アンティ」。末っ子で現在シカゴで看護師をしているのが「ノノイ」。

お察しの通り、大人になってから、しかも子供や甥・姪から呼ばれた名前。どういうわけかノノイ以外は、「お母ちゃん」とか「叔母ちゃん」みたいな、個人を特定できないような呼称。既にママンとパパ・ボーイは他界していて、パパ・ボーイの葬儀の時には、友達に「パパ・ボーイが亡くなって...」と言ったら、案の定、私の義父だと思われました。

ここまでは、フィリピンあるあるなんですが、フィリピンらしくないのが、オフィレニア一族の自立心の高さ。若いフィリピーナと結婚した中高年日本男性がよく愚痴るのが、会ったこともない親戚から、金を貸してほしいと言われた云々。

私も家内と一緒になる時は、この手のトラブルを覚悟したものの、家内の両親を始め、親戚から金の無心をされたことは皆無。それどころか、義母が亡くなった時に、別の日本人の親戚が、香典として手渡そうした多額の現金を「私たちは乞食じゃない」と突っ返したぐらい。

一度だけアンティにお金を貸した時でも、老後に用意していたという宅地の権利書を担保に差し出したし、10年以上かかったとは言え、全額キャッシュで返してくれたのは、驚いたものです。(キャッシュ・バック30万ペソ!

特に4人姉妹のうち、アンティを除く3人が高校の教師。どの人も子供の躾は、フィリピン離れした厳しさ。その証拠に、家内を含めてその子供たちは全員、お金と時間に関しては、平均的な日本人並みの感覚。フィリピン在住の人には、ちょっと信じられないかも知れません。

さて、そんな自立したオフィレニア一族の代表格なのが、マミー・スモール。私のイラストのモデルとしては、最高齢を記録。美女図鑑シリーズの趣旨からすると、番外編にしてもいいぐらいながら、昔はすごい美女だったんですよ。

結婚式の写真を見せてもらってブっとんだぐらい、19歳だった彼女は、実に愛くるしい美少女。デビュー当時の加賀まりこさんを彷彿とさせる、小悪魔ぶりです。(って、若い人には、余計分からんでしょうから、「加賀まりこ」「可愛い」でググってくだされ。)

ということで、昨日(2021年7月1日)に、72歳の誕生日を迎えたマミー・スモール。数年前に夫に先立たれ、二人の娘と孫たちはアメリカ在住。今は息子のラルフ夫婦と暮らしていて、それなりに幸せな老後ながら、去年、今年とコロナ禍で誕生日パーティもできず、やっぱり少し寂しいみたい。そこで家内の発案により、バースディプレゼントに似顔絵イラストをと相成った次第。

最近は定番となった着物姿をキープしながら、色はマミー・スモールの大好きな「ド」ピンク。こうなると柄はシンプルにした方がいいでしょう。髪は少し多めでお肌はツルツル。ただしシワは隠し過ぎない。この辺りのバランスは、いつもながら気を遣うところです。


フェイスブックの友達が5千人(!)もいる、前回の義妹ジーナと違って、当日にタイムラインに投稿した時のリアクションは地味でしたが、日頃はどんな投稿にもコメントをしないマミー・スモール。わざわざ「私には、コメントする習慣はないけれど、今回は特別」と但し書きをつけて、丁寧なお礼が。

本人に喜んでもらえたようで、何よりです。



過去の「私的フィリピン美女図鑑」は、こちら。

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