このブログ自体がずいぶん間が空いてしまいましたので、そのオマケみたいな「フィリピン美女図鑑」も、当たり前のようにお久しぶりです。
今日のモデルさんは、私のイロンゴ語(西ネグロスの方言)の家庭教師バンビ。(バンビはギターの先生)過去の投稿を見返してみたら、初めて我が家に来てくれたのが2021年の12月初旬なので、もうすぐ3年が経過。私にとっては5人目の家庭教師で、先代のアンを抜いて、在任最長記録(というほど大層なものでもないですが)を更新中です。
教え方に関しては、なかなかおだてるのが上手く、親子ほど歳の離れた私でも、まるで初めて自転車に乗れた子供に対する親のような褒め方。これはALS(Alternative Learning System / 代替学習システム)の高校教師として鍛えた、バンビの専門能力なんでしょう。なにしろ成人男性の受刑者や、貧困のために教育機会を逸した老人が生徒。最高齢の卒業生が80歳の老婆なので、62歳の私などまったく苦にならないと思います。
しかし、そのバンビ先生。女性特有の体調の不安定さがあって朝が苦手。授業時間の遅れや翌日順延があるのが玉に瑕ですが、それも笑って許せる愛嬌があります。一応は事前に連絡はありますし。
ただ人が良すぎて損している感じがするのは、なかなか難しいところ。6人兄弟姉妹の末っ子なのに、ずいぶん前に亡くなったお父さんの借金を未だに返済していたり、以前のパートナーのバイクのローンが、なぜかバンビ名義だったり。
そして可哀想なことに、長く同棲していたボーイフレンドとの仲がつい最近破局。職場の同僚である家内によると、事実婚ながら、ずっとプロポーズを待っていたんだとか。私の家にも何度か一緒に来て、食事をご馳走したこともあるので、てっきり安定した関係だと思ってたんですが、バンビはもう待ちくたびれて、とうとうお別れになったそうです。日本のアニメ大好きな、気の良い兄ちゃんだったんですけどね。
ということで、先生には何とか元気なってほしいという願いを込めて、たまたま近づいていたバンビの誕生日向けに、例によって似顔絵イラストを描いた次第。今回の衣装は着物ではなく、浴衣にしてみました。
すごい美人...というわけではないバンビなんですが、フェイスブックに上がっているどの写真も、穏やかな笑顔ばかり。こういう表情を見ていると、やっぱり教師が天職なんだろうなぁって気がします。実際よく笑うし「神さまに感謝」が口癖のようなバンビ。
さて、誕生日当日にタグつけしてフェイスブックにイラストをアップしたところ、間髪置かずに嬉しさ大爆発のリアクション。さっそくケータイの待受に使ってます。こういう超素直な喜び方をしてくれるので、つい何かしてあげようと思ってしまうんですよね。
我が家庭教師に幸多からんことを。
過去の「私的フィリピン美女図鑑」は、こちら。